「ありのままの自分を認める」とは

「 ありのままの自分を受け入れましょう 」
「 ありのままの自分を認めることが大切です 」

そうした言葉を、よく目にします。

カウンセリングにいらっしゃる方からも、
本を読んで、頭では分かる気がするけど、
 そもそも、ありのままの自分というものが、
 よく分からない

そんな言葉を、お聞きすることがあります。

確かに、わたしが読者でも、よく分かりません。


【 表現が与える誤解 】

「 ありのままの自分 」を、
「 認める 」「 受け入れる 」という表現は、
あたかも、
ありのままの自分、というものが先にあって、
それを認知するかのような錯覚や誤解を、与えがちです。

たとえば、こう考えてみるといかがでしょう。

何かの動物や植物を大切に保護し、育てようとする時、
まず、どんな事から始めるでしょうか。

その動物や植物が、
何処に、どんなふうにして生きているか、生息しているか。
そして、どのような状態・状況になっているかを、
まず、よく知ろうとするはずです。理解しようとします。

フィールドワークというものです。

よく分からないまま、
勝手な理解、一方的な思い込みで、いじり回すような真似は
けっして行なわないはずです。

そして、その動物や植物が、
とのような動物であり植物なのか、生き物なのかを、
よく理解するための取り組みを、進めていきます。

こんなふうに生活し、こんなふうな気質や性質で、
こういう生き物なんだ、というふうに、
その動物や植物なりを、試行錯誤しながら、
理解を深めてゆこうとすることでしょう。


【 新しい目によって 】

しかしこれは、動物や植物相手だけのことではなく、
人や自分自身についても、
少しも変わらないはずです。

つまり、言葉を換えると、
ありのままの自分を認めてあげる、とは
それを新しい目によって発見しなおす 」ということと、
とても深く結びあった営み・行為だということです。

自分自身を「 新しい目で発見しなおしてゆく 」。

それが「 自分をありのまま認める 」ということの
大切な一歩にあるのではないでしょうか。

ありのままの自分、というものが、
前もって在るのではなく、
それを見つけ直してゆく、ところから始まる営み・行為。

それが、自分をありのままに認める、ということの
本当の意味なのだと、思われます。


そういう意味から申し上げると、
カウンセリングとは、カウンセラーと一緒に、
自分自身を、新しい目によって、
フィールドワークしてゆく行為・営み。

そんなふうに、云えるかもしれません。

                        2012.4 
 


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