刺激とストレス


強い刺戟によるストレスの緩和(コーピング)

ストレス症状・ストレス行動には、
もっと強い刺激を求めることで、
心身の緊張や不快な状態(ストレスやフラストレーション)から一時的に逃れようとするタイプの、ストレス行動があります。

人の意識や感覚は、それ以上の強い刺激を受けると、
前までの不快感やストレスを一時的に忘れる
という性質があります。

いわゆるリストカットなども、生理学的にみると、
こうしたストレス行動のひとつ、と云えるかも知れません。

「どうにもならない」と感じてしまっているストレスやフラストレーションに対する「 対処行動・処理行動(コーピング)」、という大切な意味合いがあります。

きっとその人なりの対処行動というものが、
誰にもあるのではないでしょうか。

むかし、知り合いだった女性が、
職場ですごくイヤなことがあったり、頭にきて我慢できなくなると、トイレに入って「 自分の腕を思いっ切りつねる 」と語っていました。
痛みにまぎれて、不快感が一時的に消えるそうです。

たとえば、足が痛くて歩くのがひどく苦痛な時でも、
何かにひどくビックリすると、痛みを忘れて駆け出している。
落ち着いてくると、また足の痛みがぶり返してくる。

スポーツなどで、夢中で試合をしていると、試合中に少しくらいのケガをしても、痛みを感じずにまったく気がつかない。試合を終えてから気がつく。

こうした経験は、誰にも覚えがあるものです。
難しい言葉を使えば
「交感神経亢進による感覚マヒ」と云えます。

依存行動・嗜癖行動

そのため、場合によっては、
より強い刺激を繰り返し求める行動が、
次第に、依存行動・嗜癖行動になってゆくことがあります。

80年代のTVドラマの中で、こんな台詞がありました。
酒か博打(ばくち)か女ででも発散しなけりゃ、
 男は身がもたないってことだよ!!

食べ吐き行動といわれるものも、生理学的には
こうした種類のストレス行動と考えられます。

いっぱい食べて一気に吐き出すと、副交感神経が働いて、疲労感とともに、一時的に穏やかな気分に満たされます。
それは、ストレスの深さのサインかも知れません。

たとえば、「 激辛 」食品の摂取なども、
刺激を求めるストレス行動の場合があります。
神経学的には「 辛さ 」とは味覚(味)でなく「
痛み 」の一種です。

ラット(ネズミの一種)に強いストレスをかける実験では、
ストレスをかけたラット同士を
ケンカさせるか、
噛み棒を与えてガリガリ噛ませると、
ストレス度が一時的に低下するそうです。

やたらイライラして人に突っかかる、ケンカっ早い、などは、
一時的、あるいは恒常的な、ストレス度を現しています。

強い歯ぎしりはストレス症状のひとつです。
「 歯を食いしばって頑張る 」という言葉もあります。
 

 

上にもどる

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

抑うつとは / 抑うつ状態・抑うつ気分
メンタルヘルスとは
不安神経症とパニック障害

 

面談カウンセリング案内
電話・スカイプ カウンセリング案内
面談カウンセリング お申し込み・問い合せ
東京都品川区のカウンセリングルーム | 森のこかげ